記念局についてまとめていると,時として難解なコールサインに出くわすことがあります. “日本三大難解記念局”はこんな感じでしょう:
相模原市制50周年の8J1IIOも,このたぐいかもしれません.
春先に唯一,JARL九州地方本部のWebが記念局の年間予定を載せてくれます(感謝). そこで8J1IIOを見かけて以来,ずっとずっと悩んでいました. なぜ「相模原」が「IIO」になるのでしょう? 有名な郷士・地名かと思い,Googleしても「相模原 飯尾」では, ソレラシキ結果は得られません. 悩み続けること三ヶ月,ぷらぷらとハムフェアの会場を歩いていると, 相模原市役所アマチュア無線クラブのブースに「JCC 1110」と掲げられているではありませんか! これで納得しました.
さて本題.
言われないと判らないと思いますが,シーボルトのスペルは『Siebold』です. ところが記念局は『SIV』. これ,ずっとミススペルだと思っていたのですが,確認するとそうではありませんでした. 高木JARL長崎県支部長(JR6CWC)に問い合わせたところ,お教えいただけました:
8J6SIEや8J6SIBもシーボルトを表すにはいまいちということで、
SI=シー
V=ボルト(電圧のボルトに引っかけています)
以上の理由から8J6SIVとなりました。
ということで,
Siebold → シーボルト → シー + ボルト → SI + V → SIV
ということでした.(...「手塩町」のTCOのほうがまだ判りやすい....)
アマチュアは国際的でなければならない――
ミススペルといえば,かつて8J1TAMという記念局がありました:
何の変哲もないQSLカードで,問題はありません...この解像度では. ところが,拡大すると...
となって,かなーり重傷なことが判ります. データ面では2種類のカードとも「July」と正しくなっていますが, 「21th」は「21th」のままです.
何年か前,長距離競技で有名なローカルの大学が学祭のポスターに
と印刷して駅前をはじめ我孫子じゅうに貼りまくり, 中学生以下の英語力しかないことを露呈していました. 気をつけましょう.
右側が追って届いてきた差し替え版です.東大の英語力は中学生以下だったorz.