私は1977年よりSWLを始め、1980年やっと開局の運びになりました.
私のコールサインは、JN1BPM ですが、ローカルに JN1C** という先輩がおりました.
私の先輩は、確か1980年9月中旬に免許が来て、QRVを始めました.
私には10月上旬に来て、免許状を見ると「9月30日」発行でした.
彼の方が、C** なのに BPM の私より「半月あまり免許年月日が早い」のです.
ローカルラグチューで「BPM の免許状は誤植で、本当は DPM ではないのか?」という話で盛り上がっていました.(私自身は非常に不安な開局時代でしたっけ)
もちろん BPM で問題はなかったのですが.
JM1後半-JN1前半 は、電監のコンピュータ化のあおりをうけてJARLから保証認定の通知がきても電監からの免許に時間がかかりました.
私の同級生で JM1T** がいましたが、開局申請してから半年以上かかり、すっかり盛り上がったテンションが下がってしまったという話もありました.
その頃(1980年頃)話題になっていたのは、「JM1Q** は電監のコンピュータのミスで、割り振りがない」という噂でした.
もし再コールで割り当てられた局がいたら、「使い古し」でないコールサインと思い
ます.(笑)
噂の域を出ていませんが、ぜひ事実関係を調べてください.
この↑お話,「あたり」でした.(コンピュータのミスかどうかは判りませんが:-)
1987年版のコールブックを見ると,JM1PYFからJM1RAA
の間ががっさりとかけています.
また1990年版のコールブック――再割局が別掲載になっています――では,次表のようになっています:
1987年版 | 1990年版 | |
---|---|---|
初代 | 再割局 | |
: JM1PYF | : JM1PYF | |
JM1PYG : JM1QQZ JM1QUA : JM1QUE | ||
JM1QUF : JM1QUK | ||
JM1QUL : JM1QZZ | ||
JM1RAA : | JM1RAA : |
ついでですが,コールブックは,1991年版が全局掲載の最終版です.
このあとはJARL会員のみの掲載となります.
ですので,私のような研究(?!)をされる方は,ヤフオクで見かけたら落札しておくといいでしょう.
ただし「2分冊」です.保管場所は食います.
当時(1980年)4月上旬に無線局免許申請書を提出、ひとつきほどでJARLか
らの保証認定通知書が届いたと記憶しておりますが、免許がおりたのは、1980年8月20日です。
当時は無線局免許状の発行が、手作業からコンピューターに移行して、免許状の様式
も変更になった時期です。
免許申請や保証認定の正確な日付は、当時の資料をすでに処分してしまっているため、わかりません。
コンピューター化に関連して、1980年7月26日(切抜きで、日付が欠落してい るので、推定)、朝日新聞の朝刊に、「無免許ハム”公認”シマス」という、いささ か誤解されそうな見出しで、記事が掲載されています。
前置きが長くなりました。
さて今回メールをお送りしたのは、発給されなかったと思われるコールサインについ てですが、確かにそのようなことがありました。
当時CQ誌の付録として、コールブック速報版が付いていましたが、確かに免許人の
氏名や住所等の情報が全く掲載されていないコールサインがありました。それも2~
3ページ、まるまる空白とうこともありました。
当時の噂では、10Wを超える局のため、保証認定ではないから、JARLが個人情報を持っていない。
だから空白になっている、というものでした。
改めて、当時のコールブック速報版を見てみました。
私のコールサインが載っているものだけとっておいたので、1980年12月号付録たった1冊です。
他は処分してしまいました。
これを見ると1エリアでは、JM1SSA~TTZが掲載されていますが、次のものが空白になっています。
JM1SYL、THJ~THR、THT、THV、THY~TIM、TPQ、(当然)TTT
確かにこのくらいだったら、10Wを超える・・・というのもあり、と思いますが、 2~3ページまるまる空白、というケースもあるのだから、噂は信憑性に欠けるな、と思っております。
実はコンピュータ化以前にもJK1SYA~JK1SZZが発給されていません.
速報版欄外に該当局に対してレポートを呼びかけていましたが、返信がなかった様子で’80年版局名録を見ると見事に空欄になっています。
たしかに新聞報道がありました.写真入り全9段.がんばって打ち込みます:
四国電監は電算機導入でガタガタ
1983年,JR5シリーズ突入と時を同じくして電算化実施.しかし・・・
コールブックの速報版を見ると,さして移管局の多くない四国で空欄だらけ.
JR5全期間に亘って解消されていません.
さてコンピューター化による発給呼出符号の『とび』は各電監とも悩んでいた様子です.
近畿電監では1980年,
中国電監では1981年後半,
沖縄郵監はかなり遅れて導入していました.
小笠原の個人局はJD1AAA-JD1AM○までとJD1BAA-JD1BME<現在>と思います。
免許事務に電算機が導入された後は、JD1A○○が残っているのに、JD1BAAから
発給された様です。
1990年・1991年のコールブック――全局掲載版――を調べてみました.
たしかにJD1AMIまで発給されて,そのあと飛んでいます:
・JD1AAA-JD1AMI
・JD1BAA-
社団局もです:
・JD1YAA-JD1YAM
・JD1YBA-