Portmeirion(1999年6月)

これは,『The Prisoner』のロケ地である『Portmeirion』を訪ねたときの記録です.

ここは潮の満ち引きも名物ですから(やはりすごい!),「大潮」の日に現地に居られるように,日程を組みました.
「大潮」とはすなわち「新月」「満月」の日ですから,1999年6月14日の新月の日を狙いました.

園内(というか村内)をウロウロしたのは1日半でした.
日本人の乗ったバスツアー――おそらく,「ウェールズの古城めぐり」とか「湖水地方めぐり」とか...――も来ていましたが, 2時間くらい滞在しただけでそそくさと次のポイントへと出かけて行きました.
やはり,堪能するなら自力で組むしかないです.ご予算は20万円くらいでしょう.

以下,特記なきは1999.6.14撮影.


往路


1999.6.12
成田空港.
格安なマレーシア航空を利用.ロンドンまで往復69,000円.
MH089.

1999.6.12
クアラルンプールの空港.そうです.ロンドンとは90°,逆方向に飛んでます....
ここでMH002に乗り継ぎ.

ロンドンについたら,列車で現地に向かいます.

London Euston 駅 Machynlleth 駅
(乗り換え駅の一つ)
Minffordd 駅
(最寄り駅)

宿泊

Portmeirion到着.
ロンドンから所要8時間.
泊まったHotel Portmeirionの,Bridge House.

部屋の中.

泊まった部屋の窓から.
まさに“In the village.”

同.
中央,わずかに見える青い入口の建物が,No.6の家.

No.6の家

 

プリズナーショップになっています.

No.6の部屋の窓から広場を見下ろす.
プリズナーショップの店員さんに,「開けて写真撮っていい?」と訊いたら,OKでした.
めったに見られないNo.6の家の裏側.
右側の三角屋根が,No.6の家(プリズナーショップ).

散策

   
案内版.
いー感じです:-)
“View Point”からの俯瞰.
「メインホテル」と「ヨット」と「プール」.
「メインホテル」は,劇中では老人たちのすみか;
「ヨット」はコンクリート製;
「プール」は,劇中ではヘリポートがあったところ.
(劇中に出てきたプールは,なくなっています.)
「ヨット」のところから街並みを見上げる.
結構な標高差があるのが判る.
旗はWales国(?)旗.
おなじみ池のある広場.
花壇が増えていますね.車じゃ廻れなくなっています.

もう一発,別アングルから.
テラスの上から見下ろすと,こうなります.
グリーン(だった)ドーム.
中は絵画屋さんでした.
別アングルで.
坂道.
車が下っていくシーンで使われた道.結構狭い....
No.6の家の隣を通る坂道と同じです.
劇中では案内板とか,公衆電話とかが置かれていた所.

干満

 
満潮.
この日は新月で大潮の日.
干潮.
走って逃げられそう.
プール.
劇中ではヘリポートがあった所.
これが潮が引くと....

帰路


列車はぐるっと回って対岸を走ります.これで見納め.

1999.6.18
ロンドン観光をして...CDを買い集めて...ロンドンヒースロー空港.
MH003.

1999.6.19
クアラルンプールで乗り継ぎ.
MH092.

記録

  1. Portmeirion 紹介 Web

    http://www.portmeirion-village.com/

  2. 為替

    £1≒¥200.1999年6月当時.

  3. 費用

    69,000円 成田〜ロンドン往復.
    マレーシア航空でクアラルンプール乗り継ぎ. ロンドンに朝到着するので,1泊分の宿泊費が浮く. 結果,アエロフロートに比べてもこれが一番安い.
    19,900円 ブリットレールパス
    約45,000円 The Hotel Portmeirion 滞在費 2泊
    34,200円 ロンドン,Royal National Hotel 滞在費 3泊

  4. 使用便(日本〜イギリス)

    12日(土) NRT 10:30 ---MH089--> 16:35 KUL
    KUL 23:55 ---MH002--> 6:05 LHR(13日(日)朝着)
    18日(金) LHR 10:55 ---MH003--> 6:40 KUL
    KUL 9:00 ---MH092--> 17:00 NRT

    • MH……マレーシア航空(リコンファーム必要).
    • NRT……成田, KUL……クアラルンプール, LHR……ロンドンヒースロー.
    • 浜松町の マップツアー社にて.
    • ヒースロー空港から市内へ
      シャトルバス"Airbus"の"Route A2-Kings Cross"で.
      午前中に時間があったので,「Baker Streel」で降りて,「ベイカーストリート」と,「ロウ人形館」を観てから「ユーストン駅」に向かいました.
      (直接「Euston Station」に向かう方法もあります.おなじルートA2のバスです.)
      バス代は乗るときに運転手さんに払います(6.00)."Which station?" と行き先を訊かれます.

  5. 使用列車(イギリス国内)

    13日(日) London Euston 12:35 ------> 15:25 Wolverhampton
    Wolverhampton 15:57 ------> 18:34 Machynlleth(まきんすす)
    Machynlleth 18:40 ------> 20:09 Minffordd(みんふぉーす)
    15日(火) Minffordd 12:05 ------> 14:00 Machynlleth
    Machynlleth 14:03 ------> 16:04 Wolverhampton
    Wolverhampton 16:19 ------> 18:21 London Euston

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    • 日曜日は本数がぐっと減りますので,上記のコネクションしかありえません.
    • 移動に6〜7時間は覚悟して下さい.ひっくり返して考えると,“成田に降りて,列車で出雲大社にお参りするイギリス人”ってな感じでしょう.
      とくに日曜日は列車の少なさもあって,移動だけで丸一日がつぶれます.
      したがい,Portmeirion で遊べるのは実質「1日半」となります.月曜日の丸一日と,火曜日の午前.
    • 乗り継ぎは http://timetables.railtrack.co.uk/ で自動的に組めますが,そのアドバイスに一部違反して,上記の列車に乗っています.
    • London Euston〜Wolverhamptonは急行ですが,予約なしでも余裕で座れました.
    • 念のため,バックアップで国外運転免許も持って行きました.
    • すべて近代的な列車(ディーゼル)です.観光ガイドにある「列車を降りるときはドアの窓から手を外に出して開ける」などは不要でした.
    • ウェールズ語の地名ですから,スペルに対する発音が難しいです.
      駅名のアナウンスや,検札に来た車掌さんに「どちらまで?」と訊かれて答えるときなどに注意.
    • 切符は,「ブリットレールパス」という乗り放題券を日本で買いました.
      ただそのままいきなりは乗れなくて,London Euston で列車に乗る前に,窓口で「有効」にしてもらいます.とはいえ日付印を押してもらうだけですが.
    • Wolverhampton〜Machynllethは,直通ですが途中Shrewsburyで方向転換となります(乗り換えの必要はありません).

  6. 宿泊先

    13日(日)着
    15日(火)発
    The Hotel Portmeirion
    http://www.portmeirion.wales.com/index.english.htm
    The Hotel Portmeirionについては次項で触れます.
    15日(火)着
    18日(金)発
    Royal National Hotel
    ロンドンでも2日間遊んだための宿泊先.
    日本でいうと6〜7千円級の安ホテルです.
    全体的にロンドンはホテル代が高いです.£1→¥100換算くらい!!

  7. The Hotel Portmeirion

    • 高いがしかし....
      つぎのような利点があります:
      - 入園者が来る前から園内(村内)にいられる.
      - なんと言っても泊まっていることに満足を得られる.
    • 泊まった部屋
      一番安い "Bridge House 1"
      107.00/泊.
      No 2 のドームの右横にある,道の上にまたがった建物の,下の階.
      メインホテル(劇中でいう老人たちのすみか)ではありません.
    • Email によるホテルとのやりとり
      レスポンスはすこぶる良好!
      予約はもちろん,連絡しておけば,駅への送り迎えもしてくれます.
    • 郵便    
      X.0.4.あてに D.6. からのハガキを出してみたいですよね?(やりました.)
      切手は園内の売店で4枚1組で売られています.
      ハガキは切手代 0.38 で日本まで届きます.
      ポストは入り口近くの通路脇にあります.事務所に預けてもいいです.
    • ビデオ放送
      夕方6時(フライング気味)から The Prisoner を流しています.
      月曜日夜は1〜3話を流していました.放映パターンは不明です.
    • レストラン
      ドレスコードがあります.次はダメです:
      Tシャツ,ジーパン,ジャージ.
      とはいえ,上着とネクタイはなくても構いません.
    • 満潮・干潮
      ホテルでは,テレホンサービスで,満潮・干潮の時間が流れています.
      1日2回あります.
      または日本の「理科年表」にある東京湾の予報時刻から,9時間遅らせてもいいです.
    • 雰囲気は
      基本的には老夫婦が二人で泊まりに来る――といった感じのリゾートです.
      一人だとちょっと引け目を感じます.

  8. プリズナーショップ

    • 商品
      「No6のカンバッジ」(0.75)から「スーツ」(6.99)まで,いろいろあります.
      「ラバーボール」もあります:-)
    • サウンドトラック
      - CDは,第3集だけありました.
      - テープは,第1集,第3集の二つがありました.

    • 種々ありますが,"The Prisoner in Potrmeirion" という,ちょうど・ぎりぎり月曜朝に初入荷した本を買ってきました.
    • 店員さん
      元エキストラで出演していた方(スペイン衣装のお嬢さん役)です.

  9. CD

    ロンドン市内で,いくつかThe Prisonerのテーマ曲が収録されているCDを見つけました:

    This is ... CULT FICTION ROYAL VTDCD 151 テレビ版のOPが収録されています.
    THE A TO Z OF BRITISH TV THEME PLAY 008 アレンジが別です.(失敗.)
    CULT TV themes 306742 別演奏ですね.

    • というわけで,やはりPortmeirionで買ったサウンドトラックの第1集が最高でした.テープだけど...

Sept. 30, 2007 Roy