『電波法関係審査基準』　（アマチュアむけ抜粋）

電波法関係審査基準・訓令とは

大臣から省内にあてた命令や示達を，『訓令』といいます．
その一つに，『電波法関係審査基準』があります（平成13年総務省訓令第67号）．

ここにはいわば「告示」に満たない委細な規定が示されています．
アマチュア局の免許方針や，コールサインの割り当て方針などです．
OM方には　「昔でいうところの“局達”」　といえば，通じやすいかもしれません．

HTML版

改正を溶け込ませつつHTML化しました．左のメニューバーから辿ってください．見出しは筆者によるもので，原文には記されていません．

変遷　（アマチュア以外を含む）

以下は『電波法関係審査基準』と，制定後の改正箇所です．
アマチュアに関係した改正は桃色で，必要に応じその概要を【】書きで，示します．

『電波法関係審査基準』の入手方法

インターネットでは公開されていません．
想像ですが，紙媒体による販売は外郭団体（↓）の貴重な収益源であるわけですから，それを奪い取るようなことは，いかに“e-Japan”といえども実現が難しいでしょう．
唯一，上表のような，総務省による意見募集の際に，インターネット上でその断片を垣間見ることができます．

1. (一財)情報通信振興会から購入
   『電波法関係審査基準』は，(一財)情報通信振興会――旧(財)電気通信振興会――から販売されています：
   http://www.dsk.or.jp/shop/26.html
   これは，改正を溶け込ませ（加除式），プロの無線局むけの内容までを含んだフルスペックのもので，9,450円・厚さ10cm（HI）です．
   アップデートのための「追録」も，「数千円／半年」します．
   
   
2. 国会図書館で閲覧・複写
   「国会図書館」の「議会官庁資料室」に開架で並んでいます．
   「B6」の棚の「2」側の「上から2段目」です．
   気軽に閲覧できますし，必要なページだけをコピー依頼することもできます．
   土曜日でも開館しているのがありがたいです．
   
   
3. 行政文書の開示請求
   本サイトがそうしたように，総務省に「行政文書の開示請求」をして入手する方法もあります．
   アマチュア関連部分だけなら数百円です．