JA1LG.
    
チベットでの試験電波の発射(1987年8月)に起因する会員除名は,無効だ――とするもの.
    
→最高裁にて和解.
| 1987-01 | 『アジア文化研究所』から,チベット大学にリグ一式の寄贈の依頼. | 
| 1987-08-06 | 7MHzバンド内の北京放送は,遅くともこのときまでにすでに停波. | 
| JA1LG以下4名,ラサへ.中国教育国際交流協会の白先生が同行. 8日 チベット大学にリグ設置. 副学長からの「試験電波を出せ」の要請に応え,JA1LGがBTØNAとして運用. 19:00~19:40,21.210MHz,日本の12局とQSO. 9日 無線講義~歓迎会, 10日 市の歓迎会, 11日 成都泊, 12日 北京で歓迎パーティ~泊, 13日 帰国. | |
| 1987-08-08~20 | JARL第9次訪中団,往訪.団長JR1HHL. 「7MHzバンド内の北京放送」の停波を強く要請するため. しかし訪中団の一部の行事がキャンセルに. | 
| 1987-08-21 | JR1HHL→JA1LG: 「中国での交渉が失敗したのはお前がチベットで不法運用したからだ」. このときまでに, ・汪勲→JR1HHL: 「岩瀬の中国における行動は誠に遺憾である」, ・FOXテーリングでの来訪者: 「汪勲さんが怒っている」. (汪勲: 中国無線電運動協会副秘書長) | 
| 1987-08-21 | JA1LG: 顛末書を提出. | 
| 1987-08-22 | JR1HHL: ハムフェアで帰朝報告,「行事のキャンセル」についてはスルー. | 
| 1987-08-25 | JA1AN→汪勲: 書面にてお詫び. | 
| 1987-08-28 | 電波タイムズ紙の報道で本件が明るみに. ただし「すべての」公式行事がキャンセル――と(誤報). | 
| 1987-11-16 | JA1LG: 理事の辞任願を提出. | 
| 1987-11-28 | JARL #303理事会: JA1LGの辞任を承認.「来期の選挙に出るのは自由である」. | 
| 1987-12-01 | JA1AN→汪勲: 書面にてJA1LGの辞任を報告. | 
| 1988-02 | JA1LG: JARL理事選(関東地方本部に鞍替え)で再当選. | 
| 1988-04-29 | JARL理事会: 理事会内での調査委員会の設置を決定. | 
| 1988-05-29 | JARL高松総会: JA1ANが「JA1LGは中国の公安官憲に捕まった」旨を発言. | 
| 1988-06-11~12 | JARL #310理事会: 「8/26の臨時理事会で最終結論」. 調査委委員会: (再立候補は)「責任を感じていないことを示している」. | 
| 1988-08-08 | JA1LG: 『私の言い分』を一部会員に発送・反論. | 
| 1988-08-15 | JA1LG: 除名申請者に警告書を発送. | 
| 1988-08-24 | ラサ市公安局外事部: 「JA1LGの拘留・逮捕の事実がない」ことを証明. | 
| 1988-08-26 | JARL理事会: JA1LGに辞職勧告. | 
| 1988 | JE1CKA以下『JARL浄化推進委員会』: 公開質問状. | 
| 1988-11-27 | JARL理事会・評議会: JA1LGを会員から除名. | 
| 1988-12-26 | JA1LG: JARLを東京地裁に提訴,JARL除名処分の無効確認. | 
| 1991 | 東京地裁: 和解勧告. | 
| 1993-06-24 | 東京地裁判決: JARLに命ず: 慰謝料50万円,除名処分無効,謝罪広告の掲載. | 
| 1993-06-30 | JARLが東京高裁に控訴. | 
| 1994-08-03 | 東京高裁: JARLの控訴を棄却. | 
| 1994-08-14 | JARL #382臨時理事会: 最高裁上告を決定. | 
| 1995-05-11 | 最高裁: 第一小法廷和解室で両者和解.  | 



| 1987年11月号 pp.158-159 | ただし/のちに,“取り止めとなった範囲”が不正確と判明: × 「すべての公式行事」(電波タイムズ) ○ 「7MHz問題の会議だけ」(JR1HHL,RL誌1987-07p.154) 「じつは7MHzバンド内の北京放送は8月6日時点ですでに止まっていた」との報道も(本RL誌記事,59誌1987-09).  | 
| 1988年7月号 pp.154-159 | 「11/28,JA1LG辞任」としか伝えられていなかったことから,理由の詮索が始まりました.    | 
| 1988年8月号 pp.98-102 | 香川総会(5/29)のレポート.総じてJA1LGに厳しい声.    | 
| 1988年9月号 pp.170-171 | 別件で,「理事選無効」の裁判沙汰が並走し始めます.  | 
| 1988年10月号 pp.92-93 | 誌面の3/4は「理事選無効」のほうに割かれています.  | 
| 1988年11月号 pp.152-156 | JA1LGの『私の言い分』を掲載(一部会員あてに配られた反論).    | 
| 1988年12月号 pp.154-157 | 一般紙に取り上げられました.   | 
| 1989年1月号 pp.106-109 | JA1LGが除名申請者(約700名)に警告書を発送しました.   | 
| 1989年2月号 pp.106-109 | JA1LGが除名されました.   | 
| 1989年3月号 pp.106-109 | JA1LGが提訴しました.   | 
| 1995年8月号 pp.154-157 | 和解後の青森総会の模様.   |