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JARL社員選挙にあたり―JJ1WTL

~ 中期的視点で経営を ~



過去の主張と被る内容は割愛させていただきました.リンク先でご参照ください.

  1. 現任期中のおもな活動実績
  2. いまの任期は,「2018年6月の社員総会のあと」から「2020年6月の社員総会」まで――です.

  3. いま起こっていること
  4. 中長期的視点のない“行き当たりばったり経営”

    「従来のサービスレベルを当面維持する」という名目のもとに,中長期的視点のない“行き当たりばったり経営”が続いています.ひたすら赤字を出し,蓄えを食い潰し続けています.

    できていない予算実績管理

    それが予算どおりなまだしも,予算に対して実績が乖離しています.ここ数年は,「もともと赤字の予算」に対して,実績はさらに赤字が膨らんでいます.「自身が立てた予算を守る」「実行可能な予算を立てる」という,“経営”の基本ができていないのです.
    ことし2019年度も,「正員1,200名増」の予算が組まれていますが,現状は逆に「100名の減」ですから,赤字幅は膨らむでしょう.

  5. 過度に「会員増」に期待した経営
  6. 会員増に依存した,見せかけの予算

    なぜそうなるか?ですが,「赤字の少ないカッコイイ予算」に見せかけるためには,もはや「会員増」だけが残された手段なのです.
    よって「会員が増える」という仮定の下で,会費収入を盛った予算を示してきているのです.

    しかし増えない会員数

    ところが実態としては,会員は増えていません.

    厳しい環境

    これらは「アマチュア局の全体数の減少」「会員の高齢化」などの(判りきった)要因によるためでしょう.普通に考えれば,そういった逆境下で会員が安易に増えるはずがありえないのは,判りそうなものです.


    「1200名増の予算」に対し「途中経過100名減」

    2019年度も,予算上は「正員受取会費」で「昨2018年度比,857万円の増(1191名の増)」を狙っています.

    入会費+会費 の予算
     2018実績〔円〕2019予算
    〔円〕2018実績比
    増減〔円〕換算
    正員受取入会金2,328,0002,200,000-128,000-128名
    準員受取入会金32,00030,000-2,00-2名
    正員受取会費287,409,814295,984,0008,574,186+1,191名
    家族会員受取会費5,412,1005,220,000-192,100-53名
    准員受取会費6,709,3406,458,000-251,340-35名
    賛助会員受取会費3,700,0004,000,000300,000 

    しかし,会員数はここまでむしろ減っています:
    ・2019-03-07 正員 56,032名
    ・2019-11-07 正員 55,906名

    どうやらことし2019年度も,予算以上に赤字が膨らみそうです.
    その際の弁明もきっと,「赤字が膨らんだのは会員が増えなかったからだ」になるでしょう.

    ...毎年この繰り返しです.“行き当たりばったり経営”“中長期的視点のない経営”と言うのは,こういった惨状を示しています.

  7. 会員減前提の経営に・中計の策定を
  8. こういった課題に対処するため,以下を理事会に求めていきます.

    いま4,000万円/年の赤字が,ある年 突然ゼロになるはずはありません.
    たとえば,「何年後までにはブレイクイーブンにする」と目標を定め,それに沿わせて支出を抑えていくことを目指します.


  9. プロフィール
    • 本林 良太 (もとばやし りょうた)
    • 1964年生
    • 1983年開局・以降JARL正員
    • 一総通・一陸技,伝送交換・線路,工担AI・DD総合種
    • 東京都在住
    • 会社員; Interop Tokyo 2020プログラム委員; 情報処理安全確保支援士・CISSP
    • DXCC
    • よろしくおねがいいたします(拝)

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Ryota "Roy" Motobayashi, JJ1WTL / AC6IM, Feb. 10, 2020 <jj1wtl@jarl.com>