既得の権益にしがみついていては,財政再建はなしえません.切れるところを切りましょう.
『特別記念局』と『特別局』とを一本化.
いまの『特別局』は,次のいずれかを後継策とし,制度廃止へ.
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JARLの記念局には,以下のような課題があると認識しています:
そこで,以下の手を打ちます:
今後はJARLの手を煩わせずに負荷を軽減.
なお,
ARISSスクールコンタクトの臨時局からの,QSLカードの「発送は無料」のルールを,もう廃止します.
ビューローの負荷の軽減,または,有料での双方向転送化による収入増を図ります. |
ARISSスクールコンタクトもすでに 12年間・70例 を超え,もはや十分認知されたでしょう.
現在,臨時局によるPR運用については,QSLカードのビューロー経由での「発送のみ無料」の施策があてがわれています.
しかし,この条件では,また現状を鑑みるに,以下の状況に陥っているのではないでしょうか:
× 生徒・児童さんへの教育的効果
○ PTAがパイルアップを楽しむ場
「JARLからのARISSスクールコンタクトへの支援策」としては,ほかにやれることがあるでしょう.
【参考】ARISSスクールコンタクトで開設されたアマチュア無線局のQSLカード転送について
http://www.jarl.org/Japanese/5_Nyukai/qsl_ariss.htm
RL局(中央局・地方局)へ一本化して巻き取ります.
これによって,「機材」そのものや,「免許手続き」のコスト削減をねらいます. 希望があれば地方本部へ払い下げます. |
JARLの『補助局』を配備・維持する必要性は薄れてきているはずです.
局数 | JARL会員数 | |
『補助局』の整備が終わったころ | 805,279局 (2002年3月末) | 106,538会員 (2001年9月7日) | いま | 436,282局 (2013年11月末) | 67,721会員 (2013年12月7日) |
個人局に比べて割高な会費を値下げします.
「社団局はQSLカードの発送枚数が多い」は,いまとなっては幻想でしょう. |
現在の会費の差はつぎのとおりです:
長年,「社団局はQSLカードの発送枚数が多いから」という根拠――と理解しています――で,割高な会費を求められていました.
たしかに,30年前であれば,そのとおりだったでしょう.
しかし,いまはその前提が崩れているのではないでしょうか.
「社団局は失効があいつぎ」「オンエアも――とくにコンテストで――してこない」という状況です.
一方,到着するQSLカードの状況を鑑みますと,むしろ個人会員の一部のほうが,社団局よりも多くのQSLカードを発送しているはずです.
また,学校等の社団局・青少年を対象とした「助成金」の制度も,改善が望ましいです.
「助成金」扱いではなく,「そもそもの会費のメニュー」として設定し直すことで,制度を分かりやすくします.
支部活動などに不自由しないWebの容量の割当を.
jarl.comが始まった当初に比べ,ストレージのコストは1/100に下がっています. |
支部のWebで,以下のような例が散見されます:
このような状況から脱するため,jarl.comに十分な容量を確保し,各支部に提供します.
これは同時に,以下の意味も持ちます:
アワード規程で,QSLカードのスキャンによるデータでの保管も認めるよう求めます. |
現代の「デジタル化技術の発達」を活かし,以下に対応します.
【参考】『アワード規程』5条3項:
JARLは、アワード発行の審査に必要なときは、第1項の定めにかかわらず、申請者から申請に用いるQSLカードの提出を求めることができる。
「電子QSL化」「電子ログ照合」(QSObank・LoTWのような)は,このつぎのステップとして検証します.
まずは,いまのQSLビューローが,JARLにとっての「コスト」なのか「収益源」なのかを見極める必要があると考えます.
コンテストで会うたびに毎度「PSE QSL」で要求するのを,控える文化に. |
ご参照ください:
そもそも,これだけアマチュアが減ってきているのに,「転送枚数100万枚/月」が一向に下がらないのは,何かがおかしいですよね.
「送るほうも/転送するほうも/受け取るほうも」みなが嬉しくない,“スパムQSL”を削減します.
会員のみなさんや,場合によってはコンテスト委員会の協力が必要です.
これによって,本来は不要なはずの経費の支出を抑えます.
まずは「仕組み」として,意見を取り込みやすい環境に.
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たとえば東京都支部の場合,支部会員からの意見は,図ようなのサイクルで吸い上げられ~ご判断いただくこととなっています:
しかしこれですと,以下の課題をはらんでいると考えます:
会員からの意見具申が容易にでき,審議が迅速に回るような改善策の導入をめざします.
たとえば,このサイクルを‘逆’に回すだけで,一点目の問題は解消されます.
もって,「社員制度になってJARLが遠くなった」「登録クラブのメンバ以外に排他的」――といった課題の解決を目指します.
四アマ合格者は13,350名/年(2012年度).
「入りがこれしかない」という前提に立脚します.将来にわたる連盟の健全な経営を目指します. |
いま,アマチュアの局数は減少傾向を脱し,46万局程度で一進一退しています.
しかしその中身を検証すると,「新規開局数+再開局数=失効数 で均衡している」――という状況です.
“再開局者依存”という危うい状態なのです:
四アマの取得者数は,下図のとおり,ピーク時の8%程度しかありません:
「局数が下げ止まったから」という油断は禁物です.引き続き危機感を持った連盟の経営を求めます.
散見される以下のような“ほころび”に目を配ります:
総務省を相手とした交渉になりますから難易度は増しますが,以下のような事項の実現にむけ動向を注視します.
1 | 2013-07-15 | Log: JARLそこまで言って委員会 | http://jj1wtl.at.webry.info/201307/article_8.html |
2 | 2012-07-28 | TSSの法的位置づけ | http://jj1wtl.at.webry.info/201207/article_7.html |
3 | 2012-07-15 | Log: JARLそこまで言って委員会 | http://jj1wtl.at.webry.info/201207/article_4.html |
4 | 2010-01-26 | Outbacker | http://jj1wtl.at.webry.info/201001/article_9.html |
5 | 2011-12-13 | 全日本局数持ちコンテスト | http://jj1wtl.at.webry.info/201112/article_6.html |
1993年9月号 | 別冊付録『THE REPEATER DIRECTORY』 |
2004年7月号 | DXing Abroad(まとめJH6RTO) 『カナダ・トロント紀行』 |
2006年9月号 ~2007年2,5月号 | 『コールサイン百年の旅』 |
2010年6月号 | 『制度改正キャッチアップ』 |
2011年8月号 | カムバック・ハムQ&A集 『バンドプラン今昔』・『1~4アマの運用操作範囲』 |
2013年1~2月号 | 『技適番号の謎』・『技適マークの謎』 |
2013年9月号 | 別冊付録『ビンテージQSLカードの秘蔵コレクションで見る日本のアマチュア局コールサインの変遷』(解説) |
2013年10月号 | 『増加に転じたアマチュア局数』 |
2013年12月号 | 『アマチュア無線技士の資格と操作範囲』 |
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