アマチュア無線通信教育史

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[総括] [無線従事者教育協会] [東京無線従事者教育協会〜ラジオ教育研究所〜電子技術教育協会] [日本文化スクール] [CQアマチュア無線普及会] [国家試験教育センター] [日本無線学院〜総合通信教育センター] [アマチュア無線協会] [日本リスナーズ協会(JLA)] [アマチュア無線振興会(AMS)] [キューシーキュー企画] [参考]

■日本リスナーズ協会 (JLA)

これもラ製を歩いていたら棒に当たりました.
BCLむけに,受信報告書・ベリカードのビューローを提供していた団体ですよね.
そこまでは知っていたのですが,アマチュア無線の通信教育に“拡業”を図っていたのは知りませんでした.
「BCLからハムへ」という需要を取り込む事業拡大をねらったのでしょう.

ちなみに,
・入会金は500円; 会費は1,800円/半年,3,600円/年.
・会長さんは,JA1AC村井洪・前JARL会長(1968〜1969年)です.
・住所は,広尾1-3-74となっています.

いつから?

アマチュア無線の通信教育は 『JLA《マルチ》』 という名称で,
1977年1月号に「近日スタート」の広告で初出,
1977年2月号では「1月20日スタート」とあります.

内容

テープ×7巻 を中心とするもので,「触視聴覚通信教育」と称していました.
広告を見る限り,実際のパーツ(電子部品)を教材と一緒に配布していたようです.
それが“触”たるゆえんでしょう.

受講料

ちとお高く,

・18,500円 (通常)
・14,800円 (スタート記念)
・14,300円 (1周年記念)

といった案配です.

いつまで?

ラ製を辿りますと,1979年11月号までをもって,広告は消滅しています.
「通信教育の広告」だけではなく,「ビューロー自体の広告」も含めて です.
末期には,
・教材を分割販売 したり,
・モールスコード学習のテープの販売(1,800円/2巻)も手がけたり
しています.

通信教育開始以前,「団体そのもの」は,1976年1月号から広告が掲載されています.
それをふまえますと,以下のように言えます:
・『日本リスナーズ協会』 (団体そのもの) …… 1975〜1979年,
・『JLA《マルチ》』 (通信教育) …… 1977〜1979年

所在地

広尾1-3-74.


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Aug. 19, 2012, Ryota "Roy" Motobayashi, JJ1WTL